暑さ指数(WBGT)について

作業場所が熱中症のリスクが存在する暑熱環境であるかどうかを客観的に評価するためには、気温だけでなく湿度、風速、輻射熱(放射熱)、身体作業強度、作業服の熱特性を考慮する必要がありますが、そのためにはこれらの因子をすべて考慮した暑さ指数(WBGT)を活用することが有用です。

暑さ指数(Wet-Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度(単位:℃))は、暑熱環境における熱ストレスのレベルの評価を行うことにより熱中症の発生リスクの有無をスクリーニングする指標です。作業場所に、暑さ指数計を配備する等により、暑さ指数を求めることが望まれています。

1作業に対応した暑さ指数を把握する

作業ごとの身体作業強度

表1

衣類の種類による補正

表2

作業に対応した暑さ指数基準値

暑さ指数の測定評価にあたっては、作業現場が“暑い日”に限らず、身体作業強度が“大”である時に加え、放熱しにくい特殊な作業服を着用する時にも、その要因を加味して熱中症発生リスクを判断する必要があります。

作業ごとの身体作業強度

表1に示した暑さ指数は、既往症がない健康な成年男性を基準に、それ以下の暑熱環境にばく露されてもほとんどの者が熱中症を発症する危険のないレベルに相当するものとして設定されています。

表1 身体作業強度等に応じた暑さ指数

※横にスクロールします

区分 暑さ指数
熱に順化している人 熱に順化していない人
0 安静
  • 安静
  • 楽な座位
33 32
1 低代謝率
  • 軽い手作業(書く、タイピング、描く、縫う、簿記)
  • 手及び腕の作業(小さいペンチツール、点検、組立て又は軽い材料の区分け)
  • 腕及び脚の作業(通常の状態での乗り物の運転、フットスイッチ及びペダルの操作)
  • 立位でドリル作業(小さい部品)
  • フライス盤(小さい部分)
  • コイル巻き
  • 小さい電機子巻き
  • 小さい力で駆動する機械
  • 2.5 km/h 以下での平たん(坦)な場所での歩き
30 29
2 中程度代謝率
  • 継続的な手及び腕の作業[くぎ(釘)打ち、盛土]
  • 腕及び脚の作業(トラックのオフロード運転、トラクター及び建設車両)
  • 腕と胴体の作業(空気圧ハンマーでの作業、トラクター組立て、しっくい塗り、中くらいの重さの材料を断続的に持つ作業、草むしり、除草、果物及び野菜の収穫)
  • 軽量な荷車及び手押し車を押したり引いたりする
  • 2.5 km/h~5.5 km/h での平たんな場所での歩き
  • 鍛造
28 26
3 高代謝率
  • 強度の腕及び胴体の作業
  • 重量物の運搬
  • ショベル作業
  • ハンマー作業
  • のこぎり作業
  • 硬い木へのかんな掛け又はのみ作業
  • 草刈り
  • 掘る
  • 5.5 km/h~7 km/h での平たんな場所での歩き
  • 重量物の荷車及び手押し車を押したり引いたりする
  • 鋳物を削る
  • コンクリートブロックを積む
26 23
4 極高代謝率
  • 最大速度の速さでのとても激しい活動
  • おの(斧)を振るう
  • 激しくシャベルを使ったり掘ったりする
  • 階段を昇る
  • 平たな場所で走る
  • 7km/h 以上で平たんな場所を歩く
25 20

注1)日本産業規格 JIS Z 8504(熱環境の人間工学-暑さ指数(湿球黒球温度)指数に基づく作業者の熱ストレスの評価-暑熱環境)附属書 A「暑さ指数 熱ストレス指数の基準値」を基に、同表に示す代謝率レベルを具体的な例に置き換えて作成したもの。
注2)暑熱順化者とは、「評価期間の少なくとも1週間以前から同様の全労働期間、高温作業条件(又は類似若しくはそれ以上の極端な条件)にばく露された人」をいう。

参考:「熱に順化している」とはどんな状態か
暑さに慣れていることを言います。一週間程度の日数をかけて、身体を少しずつその環境に慣らしていく必要があります。

衣服の種類による補正

作業服として長袖シャツとズボンといった通常の作業服等ではなく、下記表2に記載されたような特殊な作業衣類を着用して作業を行う場合は、算出された暑さ指数に、それぞれの衣類の組み合わせに対応した暑さ指数補正値を加える必要があります。

表2 衣類の組合せにより 暑さ指数に加えるべき着衣補正値(℃-暑さ指数)

※横にスクロールします

組合せ コメント 暑さ指数に加えるべき
着衣補正値(℃-暑さ指数)
作業服 織物製作業服で、基準となる組合せ着衣である。 0
つなぎ服 表面加工された綿を含む織物製 0
単層のポリオレフィン不織布製つなぎ服 ポリエチレンから特殊な方法で製造される布地 2
単層の SMS 不織布製のつなぎ服 SMS はポリプロピレンから不織布を製造する汎用的な手法である。 0
織物の衣服を二重に着用した場合 通常、作業服の上につなぎ服を着た状態。 3
つなぎ服の上に長袖ロング丈の不透湿性エプロンを着用した場合 巻付型エプロンの形状は化学薬剤の漏れから身体の前面及び側面を保護するように設計されている。 4
フードなしの単層の不透湿つなぎ服 実際の効果は環境湿度に影響され、多くの場合、影響はもっと小さくなる。 10
フードつき単層の不透湿つなぎ服 実際の効果は環境湿度に影響され、多くの場合、影響はもっと小さくなる。 11
服の上に着たフードなし不透湿性のつなぎ服 12
フード 着衣組合せの種類やフードの素材を問わず、フード付きの着衣を着用する場合。フードなしの組合せ着衣の着衣補正値に加算される。 +1

注1)透湿抵抗が高い衣服では、相対湿度に依存する。着衣補正値は起こりうる最も高い値を示す。
注2)SMS はスパンボンド-メルトブローン-スパンボンドの3層構造からなる不織布である。
注3)ポリオレフィンは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ならびにその共重合体などの総称である。

2作業場所の暑さ指数を実測する

暑さ指数の実測(直射日光下、熱源の近く等、作業場所の条件ごとに随時)

※実測できない場合

その地域を代表する一般的な暑さ指数 ※1」 + 補正手段 ※2 により、参考値を算出する

※1 環境省熱中症予防情報サイト
※2(例)一般的な建設現場の場合 建設業労働災害防止協会ホームページ「自分で出来る簡単熱中症危険度判定チャート」

暑い日・時間帯の作業開始時や、身体作業強度が“大” である時、特殊な作業服を着用する時、移動を伴う作業等で環境が変化する現場では、暑さ指数をこまめに計測し、基準値と比較することが必要です。

暑さ指数の実測

作業場所に暑さ指数測定器(暑さ指数計)を設置する等により、作業中の暑さ指数の変動を測定評価します。
暑さ指数予報値、熱中症予報等により、事前に暑さ指数がそれの基準値を超えることが予想される場合は、暑さ指数を作業中に測定することが望まれます。特に建設業や警備業等は製造業と労働環境が大きく異なり、天候や作業現場の状況が変化するため、測定場所・時間等を考慮してこまめに測定することが必要です。

暑さ指数計

暑さ指数計は黒球温、自然湿球温、気温を測定することにより、気温のみならず湿度、輻射熱(放射熱)、風速の影響も評価できます。気温、自然湿球温、黒球温を連続測定してデータ記憶機に取り込み暑さ指数を算出します。
暑さ指数をリアルタイムで算出し記録できるハンディータイプの暑さ指数計も市販されています。

作業場所に設置して計測するタイプ / ハンディータイプ

暑さ指数計は JIS Z 8504 又は JIS B 7922 に適合したものを配備してください。また、輻射熱等の影響等により、作業場所によって 暑さ指数(暑さ指数)が大きく異なることがあるので、その場合には、容易に持運びできるものを準備しておきましょう。
なお、黒球が付いていない暑さ指数計は日本産業規格(JIS規格)に適合しておらず、こうした測定器では特に屋外炎天下や輻射熱がある作業場所においては、暑さ指数が実際よりも低く表示されることがあるので、これらの場所において作業を行う場合には、必ず黒球が付いているものを準備してください。

3実測した暑さ指数を評価する

実測した暑さ指数(または参考値)を評価し、必要に応じて対策を検討実施する

A作業環境管理 … 暑さ指数の低減対策、休憩場所の整備等
B作業管理 … 作業時間の短縮等、きめ細かな作業管理下での作業
C健康管理 … 労働者の健康状態把握と健康管理

2 で計測した暑さ指数が 1 の基準値を超える、または超えていると考えられる状況となった場合には、その作業場所は熱中症の発生リスクが存在すると判断します。作業環境管理、作業管理、健康管理の観点から予防策を可能な限り実施してください。

A作業環境管理

(1)暑さ指数の低減等

暑さ指数を超える、または超えるおそれのある作業場所(「高温多湿作業場所」)について、暑さ指数の低減対策を実行してください。

  • 発熱体と労働者の間に熱を遮ることのできる遮へい物等を設ける。
  • 屋外の高温多湿作業場所には、直射日光や、周囲の壁面および地面からの照り返しを遮ることができる簡易な屋根等を設ける。
  • ミストシャワー等による散水設備の設置を検討する。設置に当たっては、湿度が上昇することや滑りやすくなることに留意する。
  • 適度な通風または冷房設備を設ける。当該設備は除湿機能があることが望ましい。すでに設置されている場合は、機能を十分に点検する。

(2)休憩場所の整備等

労働者の休憩場所を設置し、必要な設備と物品を整備してください。

  • 高温多湿作業場所の近くに、冷房を備えた休憩場所や、日陰等の涼しい休憩場所を設ける。身体が横になることのできる広さを確保する。
  • 休憩場所には、氷、冷たいおしぼり、水風呂、シャワー等、身体を適度に冷やすことのできる物品および設備を設ける。
    また、水分及び塩分の補給を定期的かつ容易に行うことができるよう飲料水、スポーツドリンク、塩飴等の備付け等を行う。

B作業管理

(1)作業時間の短縮等

暑さ指数に応じた休憩等を行ってください。また、測定した暑さ指数が暑さ指数を大幅に超える場合は、原則として作業を行わないでください。
暑さ指数を大幅に超える場所で、やむを得ず作業を行う場合は、次に留意して作業を行ってください。

  • 単独作業を控え、休憩時間を長めに設定する。
  • 身体作業強度(代謝率レベル)が高い作業を避ける、作業場所を変更するなどの熱中症予防対策を、作業の状況等に応じて実施する。
  • ミストシャワー等による散水設備の設置を検討する。設置に当たっては、湿度が上昇することや滑りやすくなることに留意する。
  • 管理者は、作業中労働者の心拍数、体温及び尿の回数・色等の身体状況、水分及び塩分の摂取状況を頻繁に確認する。熱中症の発生しやすさには個人差があるので、ウェアラブルデバイスなどのIoT機器による健康管理も有効である。

(2)熱への順化

熱への順化の有無は熱中症の発生リスクに大きく影響します。そのため、作業に携わる労働者に対して連続7日以上の期間を設けて「熱への順化」を行うことが望ましいです。
特に新規採用者等に対しては、他の労働者と同様の暑熱作業を行わせないよう、計画的な熱順化プログラムを組んでください。
また、梅雨から夏季になる時期において気温等が急に上昇した場合や、新たに作業を行う場合、長期間離れていた労働者が再び作業を行う場合等は、労働者は熱に順化していないことに留意が必要です。暑さ指数に応じた休憩等を行うようにしてください。

  • 「熱への順化」の方法(例)
    作業を行う者が順化していない状態から7日以上かけて、熱にばく露する時間を次第に長くしていく。
    ただし、熱へのばく露が中断すると4日後には順化の顕著な喪失が始まり、3~4週間後には完全に失われる。

(3)水分及び塩分の摂取

労働者は自覚していない間に脱水状態が進行している場合があります。また、加齢や疾患によっても、脱水状態の自覚症状に乏しい場合があります。
自覚症状の有無にかかわらず、水分及び塩分を作業前後および作業中定期的に摂取してください。
管理者は、労働者の水分および塩分摂取を確認するための表を作成してください。そして作業中の巡視で確認する等の方法で、労働者の定期的な水分及び塩分摂取の指導と徹底を図ってください。

  • 定期的な水分及び塩分の摂取の目安
    暑さ指数を超える場合、少なくとも0.1~0.2%の食塩水またはナトリウム40~80mg/100mlのスポーツドリンク又は経口補水液等を、20~30分ごとにカップ1~2杯程度は摂取することが望ましい。
    ※作業強度等に応じて必要な摂取量等は異なる。

なお、尿の回数が少ない又は尿の色が普段より濃い状態は、体内の水分が不足している状態である可能性があります。
また、塩分等の摂取が制限される疾患を有する労働者については、主治医、産業医等に相談させることが必要です。

(4)服装等

熱を吸収し保熱しやすい服装は避け、透湿性及び通気性の良い服装を労働者に着用させてください。また、これらの機能を持つ体を冷却する服の着用も望ましいところです。
直射日光下では通気性の良い帽子、ヘルメ ット等を着用させてください。
事業者が業務に関連して衣類や保護衣を指定する場合は、あらかじめ衣類の種類を確認し、暑さ指数の補正(表2)の必要性を考慮してください。

C健康管理

(1)健康診断結果等に基づく対応等

熱中症の発症に影響を及ぼすおそれのある以下の疾病を有する労働者に対しては、産業医、主治医等の意見を踏まえ、必要に応じて就業場所の変更、作業の転換等の適切な措置を講じてください。
①糖尿病 ②高血圧症 ③心疾患 ④腎不全 ⑤精神・神経関係の疾患 ⑥広範囲の皮膚疾患 ⑦感冒等 ⑧下痢等

  • 糖尿病
    血糖値が高いときは血液が濃縮された状態で、身体のバランスをとるために多量の水分が必要になる。また尿に糖が漏れ出てしまう状態では、糖と一緒に水分も尿に出てしまうため、糖尿病の患者は常に喉が渇き、水分を多く欲しがり、尿量が多くなることがある。
    このため、糖尿病は自覚症状がなくても血糖値が上がっていることが多く、十分な水分補給がないまま、知らないうちに脱水状態になっていることが多く見られる。糖尿病の労働者については十分な注意が必要。
  • 高血庄症、心臓病や腎臓病
    高血圧症や心疾患で治療している場合には、体内に水分がたまり心臓の負担を軽減するため、水分を体外に強制的に排泄する利尿剤を内服していることがある。利尿剤で脱水状態になっている他、ナトリウムも一緒に排泄する作用により、熱中症になりやすい状態となっていることがある。
    また、利尿剤を必要とする病態は水分や塩分の補給に制限があることが多く、熱中症を回避する行動が取りにくいことがある。血管を広げる薬を内服している場合は、軽度の脱水でも一過性の脳虚血(立ちくらみ等)を起こしやすくなる。
    また、慢性腎不全があると水分や塩分の尿中排泄量のコントロールが不適切になることがある。高血圧・心疾患や腎不全で治療中の労働者については十分な注意が必要。
  • その他(皮膚疾患、精神・神経疾患)
    広範囲の皮膚疾患があると、発汗がうまくいかず体温調節に支障を来たすことがある。精神疾患があると、自律神経のコントロールがうまくいかない場合には体温調節に支障を来たすことがある。また、自律神経に影響のある薬(パーキンソン病治療薬、抗てんかん薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬等)を内服する場合に発汗及び体温調節が阻害されるおそれがある。皮膚疾患や精神疾患で治療中の労働者については十分な注意が必要。

(2)日常の健康管理等

作業当日の朝食の未摂取、睡眠不足、前日の多量の飲酒、体調不良等は熱中症の発症に影響を与えるおそれがあります。その観点から労働者に日常生活の指導を行ってください。
必要に応じて健康相談を行うことも必要です。
また、熱中症の具体的症状についても労働者に教育し、労働者自身が早期に気づくことができるようにしてください。

(3)労働者の健康状態の確認

当日の作業開始前には労働者の朝食の未摂取、睡眠不足、前日の多量の飲酒、体調不良等の健康状態を確認した上で、必要に応じて作業の配置換え等を行ってください。

[労働者の健康状況等の確認のポイント]

  • 朝食の未摂取
    一般的に起床時の身体は脱水状態になっているので、その改善には起床後に水分を摂ることが重要。
    朝食をしっかり摂ると水分だけでなく塩分も摂ることができる。糖質やたんぱく質やビタミン類も含まれている。米食は水分が多く含まれており、主成分のでんぷん質は体内で分解されて最終的に水分と二酸化炭素になる。
    朝食を摂ることで朝から水分を補うと、その後の暑熱作業などで体温を下げる効果がある汗も出やすくなる。
    また朝食は汗で失う塩分をあらかじめ補っておくことにもなる。
  • 睡眠不足
    睡眠は脳や身体を休息させる大切な役割がある。脳が疲労したままでは働きが鈍くなり、注意力や集中力が低下するとともに、暑熱にさらされた身体の体温コントロールが難しくなって熱中症に罹りやすくなる可能性がある。
    「寝不足の日の前夜は熱帯夜で寝苦しかった」という場合も考えられる。そのような場合は就寝中の発汗量が多く、また普段よりも起床時の脱水状態が著しく、熱中症に罹りやすくなる。
    また、無理に起きているために夜間に利尿作用を持つコーヒー・紅茶・緑茶などカフェインを含む嗜好品を多く取ることがある。そのような場合の翌朝には普段以上に脱水状態となっている可能性がある。
  • 前日の多量の飲酒
    大量に飲酒した翌日の起床時には、いつも以上に喉が渇いている。アルコールはその分解に水分を使うことに加え、尿を多く出す作用(利尿作用)がある。
    前日に飲酒量が多かった時は、翌日の起床時には普通よりも脱水状態になっており、十分な注意が必要。
  • 体調不良(風邪など)
    風邪気味のときは鼻が詰まって就寝中に口で呼吸することが多く、外気に接する粘膜面積が増えて不感蒸泄量が増えることがある。また、発熱があると就寝中に汗を余計にかくことで、やはり不感蒸泄量が増えることがある。さらに、下痢や嘔吐があると身体に必要な水分が失われる。特に、下痢や嘔吐は塩分(ナトリウム)など電解質も失われてしまう。
    これらの体調不良時は、体内の水分や塩分が喪失するため、普段よりも脱水状態が著しくなり、熱中症になりやすいといえる。

作業中は巡視を頻繁に行い、声をかけるなどして労働者の健康状態を確認してください。定期的な水分および塩分の摂取の確認とともに労働者の健康状態を確認し、熱中症を疑わせる兆候が表れた場合に、作業の速やかな中断、その他必要な措置を取るために重要です。
また、複数の労働者による作業においては、労働者にお互いの健康状態について留意するよう指導するとともに、異変を感じた際には躊躇することなく周囲の労働者や管理者に申し出るよう指導してください。